子どもが小さいうちは、フルタイム勤務なんてとても無理。
登園・登校、お迎え、夕食の準備…毎日あっという間に時間が過ぎていきます。
「午前中の4時間だけ」「お昼まで働けたら」と思い、看護師の短時間パートを探し続けて1年。
しかし、理想に合う求人はなかなか見つかりません。
この記事では、私が実際に1年間探してわかった「ママナースが1日4時間の時短パートを見つけにくい理由」と、「正社員をやめる前に知っておくべき現実」をお話しします。
「1日4時間以内」で働ける求人が本当に少ない
求人サイトで「午前のみ」「4時間以内」「扶養内」で検索しても、出てくるのはごくわずか。
やっと見つけても、確認すると「通勤に1時間以上かかる」「デイサービスで土曜出勤あり」など、なかなか条件が合いません。
一方で、
「週2日×8時間」や「週3日×6時間」の非常勤(扶養内)求人は多いのが現実。
つまり、「時間を短くしたい」より「日数を減らす」求人のほうが圧倒的に多いです。
未就学児や小学校低学年のお子様をもつママナースにとって、わが子が帰ってくるまでの時間となると、6~8時間の勤務は厳しい条件です。学童保育や延長保育をの利用を検討する必要がでてきます。
病院やクリニックが「短時間パート」を採用しづらい理由
医療現場ではなぜ短時間勤務が難しいのか?実際に話を聞いたり面接を受けてみて、いくつか理由がわかりました。
1. 業務の引き継ぎに時間がかかる
看護師の仕事は、患者さんの対応・記録・申し送りなど、引き継ぎの多い仕事です。4時間勤務だと、勤務の始まりと終わりに引き継ぎが必要になり、かえって現場の負担が増えてしまうことがあります。
2. 配置基準の都合で短時間は非効率
クリニックでは、「1日○名の看護師配置」が必要。午前・午後でスタッフを入れ替えると、人件費が2倍近くになるため、長時間働ける人が優先されます。
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3. パート枠は「即戦力」重視
パート採用は即戦力募集のケースが多く、「午前だけ」「4時間だけ」という条件だと、「もっと長く入れる人にお願いしたい」と言われがちです。
3. 正社員をやめて気づいた、「時短勤務できなくなる現実」
正社員時代、私は育休・産休を取り、復帰後は時短勤務制度(6時間勤務)を利用しました。制度を利用しているママナースが複数在籍していたため、安心して職場に戻ることができました。
しかし、転勤のため退職してから転職しようとしたとき、痛感しました。
「転職では時短勤務は選べない」という現実…!!
なぜかというと…
時短勤務は「育児・介護休業法」で正社員に認められている継続雇用者向けの制度だからです。
つまり、「育休中の社員」が戻るときに使える制度。新しく転職する人には、制度の適用がありません。

採用面接で「子どもが小さいので4時間だけ働きたい」と伝えると、「午前のみはちょっと難しいですね…」「長時間勤務が可能な方を優先しています」と断られることがとても多いです。看護師不足と言われているこの時代に、こんなに就職できないなんて…と落ち込みほど、就職先がありません。
短時間パートを見つけるためにできること
それでも看護師として働きたい気持ちはあり、条件を少しずつ変えて探し続けています。
短時間でも働ける可能性がある職場も求人がないわけではありません。
健診センター・企業健診
春~秋の繁忙期に、午前のみ・4時間程度の仕事が出ることがあります。ただし、期間限定・派遣が多く、収入は不安定です。
また、検診業務は始業時間が早いという特徴があります。7:30~、7:45~と朝早くから出勤しなければならないため、保育園への送迎や通勤時間を考慮する必要があります。
デイサービス・訪問看護
デイサービスでは「午前中のみ」という求人が出ることもあります。特に、リハビリに特化したデイサービスの場合は、午前・午後でスケジュールが組まれており、短時間の求人もあります。
訪問看護では、「1日1〜2件だけ訪問」など柔軟な働き方をしている人もいます。事業所によっては、短時間での勤務が可能です。
ワクチン会場や単発バイト
単発案件やイベント看護の求人もあります。短時間の求人は少なく基本的には8時間勤務になります。安定して働き続けるには向かない面もあります。
求人がないときにできる3つの工夫
求人が見つからないからといって、何もできないわけではありません。
「視点を変える」とチャンスが見えることもあります。
1. 求人サイトの「希望条件登録」を使う
「ジョブメドレー」や「ナースではたらこ」では、希望条件を登録しておくと、新着求人をメールで教えてくれます。レアな短時間求人を逃さないコツです。
2. 派遣看護師として働く
「MCナースネット」「ナイチンゲール」などでは、1日単位・半日単位の仕事が多数あります。
3. 非臨床・在宅ワークも視野に入れる
最近は、看護師資格を生かして自宅で働く人も増えています。「現場に戻る」以外の選択肢も、子育て期には現実的です。特にママナースに人気が高いのは「医療コールセンター」「オンライン診療サポート」「医療ライター」などがあります。
6. 正社員をやめる前に考えてほしいこと
1年間、時短パートを探して痛感したのは「辞める前に制度を使って続ける道もあったかもしれない」ということです。
もちろん、職場の理解が得られなかったり、体調や家庭の事情で続けられないこともあります。でも、もし今「もう辞めようかな」と思っているママナースがいたら…

すぐに退職せず、まずは時短制度や部署異動を相談してみてほしいです。
一度辞めてしまうと、「時短で復帰する」ハードルは想像以上に高いです。
7. それでもママナースには選択肢がある
働き方を変えたいと思うことは、「自分と家族を大切にしたい」という前向きな気持ちの表れで当然なことです。
看護師という資格がある限り、子どもの成長に合わせて、また働き方を変えることはいつでもできます。筆者自身、まさに「今は短時間でしか働けない。だけど、看護師としてのキャリアはあきらめたくない」と思い、転職活動に励む日々です。
まとめ|「やめないほうがいい?」の答え
- 正社員をやめると「時短勤務制度」が使えなくなる
- 転職では、最初から時短勤務はほぼ不可能
- 1日4時間以内の求人は非常に少ない
- 健診・派遣・在宅などで条件の合う求人を探そう!
- 辞める前に、今の職場で改善してもらえる点がないか確認してみるべし!
大切なのは、あなたと家族の今の状況に合った働き方を選ぶことです。
「辞める前に知っておきたい現実」を理解しておくことで、後悔のない選択ができます。
子どもとの時間、自分の時間、どちらも大切にしながら、長く続けられる働き方を一緒に見つけていきましょう。



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